- "男性向け男の娘モノ"のフォーマットは押さえている
- 『女装男子校』に入学というハチャメチャな舞台設定
- 見た目の「強さ」はNG。"精神的な強さ"を押して欲しい。
- 「ひめゴト」フォロワー作家の出現に今後の期待をかける
"男性向け男の娘モノ"のフォーマットは押さえている
【きららキャラット10月号】
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) 2022年8月25日
初登場ゲスト第1話、さのださだ先生「女装男子校のXX(アウトサイダー)」。
とある事情により、女子であることを隠して女装男子校に入学することになった山斗。
今日は入学式、ただでさえ不安なのに自分以外はみんな女装男子という状況。無事に乗り切れるでしょうか!? pic.twitter.com/2JVYfierGL
【お知らせ】
— さのださだ@『ばくちぬぎ!』11/9~連載 (@sanodasada) 2023年10月6日
このたび「まんがタイムきらら」さんで新連載を描かせていただくことになりました!
その名も「ばくちぬぎ!」です!
11月9日発売のまんがタイムきらら12月号にて掲載されます!よろしくお願いします!!🙇 pic.twitter.com/Dar55iPxvj
まんがタイムきららキャラット(ゲスト掲載)
2022年10月号 2022年12月号 2023年01月号
作者の同人作品を見た限り”男性向け男の娘モノ"のフォーマットは押さえているので、新連載の「ばくちぬぎ!」も外してなければ人気出るかも。出ろ!(祈願)
『女装男子校』に入学というハチャメチャな舞台設定
↑「女装学」(←強い)の先生もしっかり女装男子なのが良い。
↑お友達(意味深)
翼木と山斗の秘密の共有はエモい。秘密をバラされたくなければ…という「ダーク翼木」で雄出して欲しいです。
山斗が女子だとバレる過程が弱いと思いました。ここはもっと映える描写が見たいです。サラシが外れて翼木の目の前でおっぱいポロリしちゃうとか大コマで、その際に平然を装いつつ鼻血出てると最高(こんなに可愛いのにしっかり男…!!可愛い!)。そして、「山斗さん、お母さんより"大きかった"です」みたいにさらっと翼木が雄臭い事言って欲しい、同時に女子目当ての読者にもぶっ刺さります。
1話で保健室で寝てる翼木のおち○ちんを確認するなど、翼木のおち○ちんが見られちゃうシーンは絶対入れた方がいい。男性読者はショタのちんちんは大好きです。
↑この時点で女子だとバレていて、目を付けられていたとかあると良いですね。
翼木は山斗ラブなのが最初から読者に分かると良い(山斗には知られていない)。または、途中で翼木が山斗ラブに気持ちが変わる(友達から片思い)エピソードを入れる。
↑このシーンは(本当は起きてて)"実はわざと"だと凄く良い。
山斗を"落とす"為に近づいてきた、気絶を装いつつ胸に触れた、とか雄臭い一面を後でバラして欲しい(家で山斗と過ごした1日を思い出して悶々としてる翼木も見たい)。
↑嫉妬と独占欲から来る男の娘の焦りは可愛い。
叶亮に山斗の着替えや階段パンツを見られないよう隠してるシーンは凄く良い、その後ラブだから他の男に見られたくないという独占欲が垣間見える描写が欲しい。
女の子1人に対して男の娘(美少年)が沢山で、全員からモーションを掛けられるという設定は女性向け。男性読者は『生物学的女性』の百合を求めているので、「男の娘を"きらら女子"として百合(女の子×男の娘または男の娘同士)で萌えてください!」路線は、「オスガキじゃあなぁ…他作品の女の子でいいや」になりかねない。要するに、男性読者は男の娘(ショタ)のバリエーションではなく、女子のバリエーション(巨乳・清楚系・ロリ等々)を求めている。
男の娘モノで男性向け作品を描くならば、「ひめゴト」、「4人はそれぞれウソをつく」の男の娘1人に対して女子3人のハーレムや、「ブレンド・S」のような、ノマカプモノの方がウケがいい気がします(作者の同人作品と同じ設定)。設定の奇抜さに対して、全体的に綺麗め路線でパンチ(エロや刺激)が少ない点や、男の娘という設定が狭いので、オスガキ分からせ枠を入れてきらら女子目当ての読者にもネタとして楽しんでもらえるように広く取る。
↓「生徒会にも穴はある!」の尾鳥たんがそれです。
主人公の女の子が『女装男子校』に入学する、という設定で、最初から周りの子は全員男だとバレている設定であるため
- 男嫌いの女の子が相手が男の娘だと知らずに付き合ってて"逆転"される
- 男の娘が男を隠して近付いてくるシチュはクる。「擬態レズ」
この辺りの萌える設定が使えないのが惜しい。詳細は後記します。
見た目の「強さ」はNG。"精神的な強さ"を押して欲しい。
今回はせっかくなので女装男子校のメイン二人のカラーラフをこっそりと…… pic.twitter.com/v2ta3KghK8
— さのださだ@『ばくちぬぎ!』11/9~連載 (@sanodasada) 2022年10月27日
- 山斗:短髪じゃなくロングで、あともっと巨乳に(サラシで隠れ巨乳にするとか)
- 翼木:この性格で骨格にごつさは出さない方がいい(190P)、デザインは完璧
- 叶亮:ツインテをお洒落にしてあげて欲しい、編み込みとかあると可愛い
↑山斗はこの髪型の方が男性受けが良いです。
クラゲ女子は何故こんなにも可愛いのか#母なる星より #こちはは pic.twitter.com/koiSI0EmyV
— faibooo (@faibo555) 2023年4月21日
このクラゲみたいな髪型、実はかなり好き#クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった#弱キャラ友崎くん#ユキイロサイン pic.twitter.com/UyxHHxsU8G
— faibooo (@faibo555) 2023年4月21日
ロングクラゲもいいよね、クラゲ女子流行れ#君のことが大大大大大好きな100人の彼女#俺のクラスに若返った元嫁がいる pic.twitter.com/VNZfYsHEF2
— faibooo (@faibo555) 2023年4月21日
またはこういった文学女子タイプで隠れ巨乳にすると男性受けが良い。
俺好きのパンジーが好きすぎてつらい pic.twitter.com/2gw5nDZ8op
— faibooo (@faibo555) 2023年4月15日
瞳の描き分けのこだわりは凄く良い。
あとメスガキ男の娘とか出ると今風だしパンチが効くと思います。
元気っ子は不人気属性なので、叶亮のような「ちょいワル舎弟キャラ」なら、褐色黒ギャル男の娘で、脚をむちむちにするとかの方が男性受けは良さそうです。その方がピアスも映えます。その際、褐色が"強さ"の属性なのでロングヘアにして可憐さで打ち消してください。
今のデザインは所々で見た目の男性臭さが出過ぎています。(95Pの階段から落ちるシーンは目を瞑らせ雌の顔にしてください)
- キレる時は男のキレ方じゃなく、女のキレ方にしてください
- 男の娘の"マジ顔"で男性になっちゃうと引きます(髭・すね毛生えた感じ)
完全に女性体として描いてちんちん乗せるだけで大抵の男性読者には受けると思います。高身長・宝塚系の美男子男の娘を出す案があれば、サブキャラの方がいいと思います(女性受けはいいかも)。
作者の同人作品だと、雪→小太郎→染の順、カプ女子の方は唄音→三和→千風の順で男性人気が高いと思います。本作は世界観の広げ方が丁寧なので気になった方は是非読んでみてください、エモいです。
うちの子(男の娘×女の子カプ)のキャラクター紹介です。 pic.twitter.com/GuGzBAZmc0
— さのださだ@『ばくちぬぎ!』11/9~連載 (@sanodasada) 2022年3月16日
↓男性にはこういった可愛い系が安定して人気出ます
男の娘の強さを描写する時には、精神的な強さ、性的な雄臭さ(嫉妬深さや独占欲)
女の子を守りたい←重要
- ナンパに絡まれたら間に入る
- 彼女の身体を他の男に見せたくないからラッシュガード被せる
- 勝ち目ないのに悪漢に立ち向かう(暴力では負けるが辛抱強さで勝つ)
という気持ちを押していただきたい。
同ジャンルで見られる男の娘描写で注意点をいくつか。
- 肩幅がごつい
- 腹筋割れてる
- ウィッグ取って短髪になるシーンがある
この辺は男性読者的にNGで萌えないです(女性視点だと違うのかも)。
- 脱いだ時に意外とがっしりしてる(←許容範囲)
- 見た目は華奢なのに力持ち(←全然アリ)
男の娘には可愛さ、可憐さ、繊細さを求めているので、見た目で「強さ」が出てると引いてしまう感じです。ハッカドール3号のような小動物系の男の娘がウィッグ取って短髪になるシーン描いたりすると、男性ファン激減しますので注意をば。
↓男の娘が女子学園に入学するSSです。性癖ぶち込んだのでよかったらどうぞ。
「ひめゴト」フォロワー作家の出現に今後の期待をかける
#ひめゴト の1号×かぐやカプみたいに男の娘側が雄を出してくるシチュめっちゃ好きなんですけど上手く言語化できない、女のナリしてるけど雄の部分は捨ててないというか、ヒロインの水着が取れて裸を見られたくなくて咄嗟に胸を隠したり、他の男子と話してて嫉妬するとかそういうの。 男の娘×女の子好き pic.twitter.com/Q6qkWUUVA9
— faibooo (@faibo555) 2023年4月14日
「女装男子校のXX」なら、最終回付近で翼木が山斗にこれやってくれたら萌えしにます。本作の作者「さのださだ」先生は、「ひめゴト」のかぐや×1号カプのFA描いてたの見て"間違いない"と感じたので応援していきたいと思います。佃煮のりお先生の作品もまた読みたいです。
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